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2024年12月6日
特定技能・介護のネパール人材3名が、栃木県の社会福祉法人に就業
~障害者支援施設の人材不足も視野に入れ、初めての外国人材採用にチャレンジ!~

今回入社したネパール人材3名と社会福祉法人とちのみ会の理事長、施設長、統括施設長
PERSOL Global Workforce株式会社は、栃木県「介護特定技能外国人マッチング事業」を昨年度に続き2年連続受託 しています。本事業は、介護特定技能外国人の受け入れを希望する県内介護事業所を対象として、人材紹介から受け入れまでのマッチングスキームを提供するとともに、外国人材が就労後に地域の一員として定着するための支援を行うものです。
昨年度本事業を通じて栃木県佐野市の社会福祉法人とマッチングしたネパールの外国人材3名が入国。就業に伴い、2024年9月4日(水)に入社式を開催しました。
入社式の様子
今回ネパール人材の就業が決まったのは、栃木県佐野市を中心にお子さんからご高齢の方までトータルサポートしている社会福祉法人とちのみ会(以下、とちのみ会)の多機能型事業所「山形ゆずりは」「吉水ゆずりは」の2事業所です。3名は2024年9月1日に来日し、銀行口座の開設や生活備品の購入など、これからの日本での生活を準備する期間を持ちました。仕事を始める9月4日(水)に、入社式が開催され、辞令交付式、決意表明式などが執り行われました。

辞令を受け取るネパール人材
今回入社した3名は、ネパールの首都カトマンズから離れた地方で育った方で、これまで日本への就労経験もなく、日本語も初めて学ぶ方々でした。日本就業を目指し、PERSOL Global Workforceが学習プログラムを提供しているカトマンズの日本語教育施設にて約6か月間日本語を学習、特定技能・介護の在留資格取得のために必要な、日本語、介護技能、介護日本語の3つの試験に合格しました。とちのみ会の採用担当の方は2024年1月にネパールカトマンズで行われた現地面接会に参加するなど採用活動を行い、今回入社した3名と出会いました。

右から、サニタさん、スシュマさん、ジョティさん
3名はそれぞれこれからスタートする仕事や日本での生活についてご自身の抱負をしっかり日本語で発表しました。
サニタさん
日本での生活ははじめてですが、これからがんばります。
スシュマさん
介護の仕事を早く覚えられるようにがんばります。
ジョティさん
日本語の勉強をがんばります。
3名の話を聞いて、とちのみ会の統括施設長の髙澤さまは、「困ったことがあったらいつでも頼ってください。一緒にがんばりましょう」と激励のメッセージを伝えました。
外国人材の採用・受け入れについて:とちのみ会 髙澤さま、浅野さま
―今回外国人材を受け入れることになったきっかけを教えてください。
介護人材の人材不足の深刻さはいうまででもないですが、今後、障害者支援施設も長期的には人材不足になると考え、早めに外国人材の受け入れに進まないといけないと考えていました。
―今回の受け入れが初めての外国人材採用でしょうか?採用までに気になっていたことや悩みはありましたでしょうか?
初めてです。正直なところ、外国人材の受け入れに関しては慎重でした。介護施設(高齢者福祉)だけではなく、障害者支援施設も人材不足になることが目に見えており、着手しなくてはと感じる一方、外国人材に関するニュースで、トラブルや不適切な労働環境が報じられることも多く、どの仲介会社を通じて人材を受け入れるべきか迷っていました。色々な仲介会社があり、制度も難しい。やるぞ!と決めるまでにも数年かかりました。
しかし、県が主導する外国人材受け入れ事業を知り、信頼できる仕組みが整っていることを確認し、最終的に参加を決意しました。
―2024年1月に行われた現地面接会に参加されたとき、ネパール人材の印象はいかがだったでしょうか?
現地に赴き、面接だけでなく現地の環境や教育機関の視察も行い、現地の学校で授業を見学したとき、ネパールの方々の勤勉さと真摯な姿勢に感銘を受けました。
―今回入社した3名の外国人材に期待することなどお聞かせください。
まだ入社したばかりなので、ここからがスタートです。彼女らが活躍できる環境を作り、ともに成長していきたいと考えています。今回の外国人材受け入れは、とちのみ会にとって新たな一歩であり、将来の人材確保に向けた重要な取り組みとなります。
社内に外国人材受け入れのノウハウを蓄積し、良い成功事例を作れるように日々試行錯誤して取り組んでいきます。
PERSOL Global Workforceは引き続き定期面談や定着支援など、3名のみなさんの活躍をサポートしていきます。
※本記事は、入社式のあった2024年9月の情報をもとに作成した記事です。